車 名 | 車 種 | 型 式 | 車 体 番 号 | エンジン型式 | 年 式 | 走 行 距 離 |
MITUBISHI | デリカワゴン | N-P25W | P25W−0010688 | 4D56 | 87.9 | 85000Km |
時々左の足元からゴトゴト音がする ユーザーと同乗して異音の確認をするが、トラブルには条件があるようで、低速で(40km)信号あるいは、横断歩道等で、止まろうと徐行している途中にでたり、左カーブをしている時など、時々でる。 いつもでる訳ではないようである。 足まわりの様であるため左側にトラブルを絞り、左フロントハブ、及びベアリングその他点検。 4WDの為フロントアクスルがあるが、デフその他異常なし。 ミニキャブの4WDでバックで似たような異音が出る事例がある為に、デイスクローター及びディスクパッドの点検。 ディスクローターがかなり錆びていて、表面に虫食いがかなりある状態で、パッドが喰い込む為に発生した異音と思われる。 三重(三菱重工)水島のテクニカルセンターで、事例を調べた所以前、1台 同様のトラブルがありローター、ディスクパッドの交換で完治。 異音との因果関係は不明 因果関係がはっきりせず、又出るのではないかと心配であったが、その後同様の異音が右側から発生。 ディスクローターの研磨代金が\5000。新品ローターが\7750。 |
車 名 | 車 種 | 型 式 | 車 体 番 号 | エンジン型式 | 年 式 | 走 行 距 離 |
MITUBISHI | ミニカダンガン ZZ | M−H21V | H21V−0044655 | 3G81 | 89.3 | 48.000Km |
時々エンストする エンジンが掛からないと言うことで現場に行くと、エンジンが掛かってしまった。 後日、又エンストしたと連絡を受け車両を預かった。 プラグ、及びプラグコード点検。 異常なし。 点火装置各部を点検したが異常がないことから、ダイアグノーシスを出力させてみると、ランプの点灯状態が異常である。 点灯の状態が不規則であり、ランプの明るさも時々暗く点灯したりする。 ダイアグノーシスが点灯しない。または、点灯状態が不規則であるというのは、コントロールユニットの異常がほとんどの例である。 この場合もダイアグが異常であることからC/Uの交換をした。 C/Uの交換で時々始動不能は解決したが、C/Uの内部または制御機構のどこが トラブッていたのか調べるべきであったと思う。 部品は残してあるので次回解決したい。 ECIコントロールユニット MD143545(\50.000以上)中古品使用 |
車 名 | 車 種 | 型 式 | 車 体 番 号 | エンジン型式 | 年 式 | 走 行 距 離 |
マツダ | ボンゴ | S−SEF8T | SEF8T−406197 | RF | 91.5 | 140.000Km |
エンジン始動不能 朝アイドリング中にエンジンが止まって掛からないと電話があり、出張点検の結果、タイミングベルトの折損と判断し牽引して会社に帰った。 (クランクを回しても回らないことから) ヘッドを降ろし、バルブガイド、バルブ、タイミングベルト、テナショナーとそれぞれを交換してヘッドの組み付け後、エンジンを吹かすとカンカンと高い音が出てくる。 アイドリングでは音が出たり出なかったりで、今回の作業にはどうも関係ないような気がする。 いろいろと点検するうちに、噴射ノズルが1本だけ圧力がなく損傷していることから全数ノズルの交換、調整をして作業を終了した。 噴射ノズルを脱着した際に、ノズルの点検をせずに組み付けた結果回り道をしてしまった。 しかし、タイミングベルトの折損でノズルが損傷する筈はないのだが。 交換部品 吸、排気バルブ及びバルブガイド タイミングベルト テンションベアリング噴射ノズル ヘッドガスケットその他 |
車 名 | 車 種 | 型 式 | 車 体 番 号 | エンジン型式 | 年 式 | 走 行 距 離 |
三菱 (大型車) | グレート | P-FU413U・415U等 | FU415U−****** | ******* | 85年式以降 | ****** |
クラッチが重い クラッチブースターのリンクを交換してもクラッチが重たいと同業者から電話があり、色々と考えた末、ミッション脱着クラッチオーバーホールをアドバイスした。 クラッチディスク、クラッチプレッシャープレートその他を交換しても変わらないと再度電話があった。 話を聞くうちに、クラッチ調整が自動調整の車両と判り、クラッチブースターのエアー量の調整バルブの調整を指示した。 もともと、クラッチブースターの交換時に調整バルブをフリーに戻していなかった為のトラブルである。 クラッチジスクの摩耗限度を知らせるために、エアーの量を少なくしてわざとクラッチを重たくしてユーザーに知らせるための機構である。 色々な新機構がどんどん出てくる時代であり、整備士の我々がこの新機構に対応できないでいると、大変な回り道をするだけでなくユーザーの不信感にもつながるのである。 交換部品 クラッチブースター、プレッシャープレート、ジスク、スラストベアリング パイロットベアリングその他 |
車 名 | 車 種 | 型 式 | 車 体 番 号 | エンジン型式 | 年 式 | 走 行 距 離 |
スズキ | アルトワークス4WD | E−CP21S | CP21S−******* | F6A | 91.12 | 85.562Km |
エンジン出力がない トヨタカローラで24ヶ月点検整備を受けたばかりの車両がエンジンの力がないと入 庫してきた。 プラグ及びプラグコードを新品に交換していることからインジェクターの作動不良と考えサウンドスコープで音の確認をしてみるとすべてが作動していた。まさかと思い圧縮圧力を計ってみると、第3気筒のみが、1-2kg/cm2 程度しか圧縮圧力がなかった。 中古車として販売したばかりで、しかも同業者の為ほとんど利益が上がっていない車両のためオーバーホールする手にも力が出てこない。 内心、点検整備をしたカローラ店がトラブルを作ったのでは、と考えながら作業をして行くうちに、2本のEXバルブの内の1本が幅10mm深さ5mmで破損していた。 走行距離が多いために金属疲労を起こしたのであろうか? 納車前までは考えもしなかった出来事である。 全くの不可抗力であるが、時期が時期だけにクレーム処理とした。(圧縮比12.5kg/cm2 −400rpm・限度9.5kg/cm2− 400rpm) 交換部品 12915-53A00 EXバルブ 2本その他ガスケット類 |
車 名 | 車 種 | 型 式 | 車 体 番 号 | エンジン型式 | 年 式 | 走 行 距 離 |
スズキ | エスクード | E−TD01W | TD01W−******* | G16A | 91.12 | 45.000km |
エキゾーストセンサーランプの点灯 過去にプラグコードのリークによるトラブルで、プラグコードを交換したことがあるのでその時にマフラーが異常燃焼して、センサーが焼き切れたものと思い排気音センサーを部品注文しユーザーには、その旨伝えて部品の入庫次第、連絡することで引き取っていただいた。 数日後、部品が入庫し部品を交換したところが、まだ排気音ランプが点灯したままである。 あわててテスターで、マフラーとミッションの導通テストをしてみるとアースに落ちていないことが判った。 エキゾーストパイプとエキゾーストマニホールドを増し締めしてみるが、やはりアースに落ちない。 時間もないことから、ミッションとマフラー間にジャンプワイヤーを別途引き替えることにし修理を 完了した。 今回のトラブルの原因は、排気音センサーのアース不良であった。 P.S スズキに使用される排気音センサーは、クローズドタイプがほとんどです。 先入観のみでトラブルを判断した事による修理ミスと言う事になったが、部品を注文するときには、きちんとした根拠を持つべきと再認識した次第です。 EXセンサー 14810-57B00 \6.950 |
車 名 | 車 種 | 型 式 | 車 体 番 号 | エンジン型式 | 年 式 | 走 行 距 離 |
スバル | サンバー | M−KS3 | KS3−******* | EN07 | 91. | 34.000km |
走行中エンストし再始動不能 走行中急にエンストし、再始動できないと言うことで工場まで牽引して帰ってきた。 工場でエンジンを掛けてみるとすぐに掛かってしまい、1時間ほど放置をしてみた。 すると今度は、エンジンが掛からない。 プラグコードを抜いてプラグの点検。次に飛火テスト。 OK! 火が飛んでいると言うことで、次に燃料の点検。 燃料ホースを外しクランキングをしてみるが燃料が出てこない。 フィルターの点検、詰まりはない。 次に燃料ポンプの配線及び電源の確認。 異常は無い。 結果、燃料ポンプ本体の故障であった。 スバルは部品が入るのが遅いのに閉口するが、34.000kmで、燃料ポンプが壊れてしまうのだろうか。 |
車 名 | 車 種 | 型 式 | 車 体 番 号 | エンジン型式 | 年 式 | 走 行 距 離 |
トヨタ | スターレット | E−EP71 | EP71−******* | 2E−ELU | 89. | 110.000Km |
走行中エンストし、再始動不能 プラグコードを抜いて、火花点検。 火花が出ない。 自己診断機能を使って自己診断点検。 チェックランプ3回点滅から、点火信号系の不良と判断した。 少し時間をおいてセルモーターを回してみると、 今度はエンジンが掛かってしまった。 どうも点火系統の接触不良ではないのかとディストリビューター付近のワイヤーハーネスを触っていると 突然エンストした。 結果、配線がコネクター部分から抜けてしまった。 トラブルの原因は、ディストリビューターの配線コネクターのカシメ部分の腐食であった。 トヨタのトラブルシュートの再現手法に、加振法と呼ばれ振動により不具合が発生すると思われる部分を振動させたり、ゆすったりする方法がある。 今回はこの典型であるが、とにかく何でも揺すってみるのも一つの手である。 |
車 名 | 車 種 | 型 式 | 車 体 番 号 | エンジン型式 | 年 式 | 走 行 距 離 |
三 菱 | パジェロ | LO49GW | LO49GW−******** | ******* | **** | ******Km |
再始動性不良 『走行後の20〜30分後に再始動しようとすると4〜5秒クランキングしないと始動しない』 と、前回タイミングベルトを替えた車両が入庫した。 まず、タイミングベルトの合いマークの点検。 異常なし! プラグ及びプラグコードの点検をすると、6番のプラグにカーボン付着。 プラグを交換してみたが変化無し。 インジェクターの燃料漏れだと思い燃圧の測定。 アイドリング時に2kg/cm2 あったが、エンジンを止めると残圧が下がるので燃料ポンプの残圧保持用チェックバルブの密着不良と想定し、エンジンを止めて同時にリターンホースを摘んでみたが残圧はゆっくりと下がっていく。 以上の点検からインジェクターと判断して全数のインジェクターを交換した。 インジェクターの単体テストをして、はっきりとした根拠付けをしたかったが、SSTが 無い為に今回は見送りとなった。 次回は、根拠をはっきりとさせたい。 |
車 名 | 車 種 | 型 式 | 車 体 番 号 | エンジン型式 | 年 式 | 走 行 距 離 |
三 菱 | ミニカ | E−H22A | H22A−******* | 3G83 | 91. | *****km |
ECPSのランプが点灯しハンドルが重くなる。 ダイアグノーシスを点検してみると、コード番号『52』が点灯する。 資料を調べてみるとECPSのC/Uの電源回路不良と出ていた。 C/Uのコネクター部で電源を確認した結果、各端子とも正常に入力されておりC/U本体の不良であると考えられる。 C/Uを取り外して、分解して色々と調べている内にオムロン製のリレーボックスの裏側のハンダ 部分のクラックが見つかった。 このハンダのクラックにより接触不良の状態になっていたのであろう。 よくトラブルシュートの原稿などで、コントロールユニットのハンダのクラックの事例は呼んだことがあるが、自分は始めての経験でした。 C/Uを、自分で修理出来たのは大変うれしい経験でした。 |
車 名 | 車 種 | 型 式 | 車 体 番 号 | エンジン型式 | 年 式 | 走 行 距 離 |
スズキ | アルト | E−CN11S | CN11S-120656 | F5B | 89.5 | 47.000Km |
EC−PS作動不良 ダイアグノーシスで No『21』(車速センサー)を表示した為に、車速センサー(スピードメーター内)を交換したが10分程度走るとまたパワーステアリングが効かなくなる。 C/Uの点検に取りかかったがコントロールユニットの6番端子出力に電圧が出てこない。 C/Uの6番端子が車速センサーとなっている。 メーター側(車速センサー)は交換済みであるためC/U本体が不良の可能性が高くなってくる。 C/Uの蓋を開けて、内部の点検。 6番端子の回路には78DL08APの三端子レギュレターと最終段のTrが三菱製で、M22と書いて有る。 リードスイッチでアースに落としon/offさせているのだからどちらかの不良である。 メカトロで以前に使ったTrの2SA1015に交換して、今回のトラブルは終了した。 ダイアグノーシスには、C/Uの最終段のTrの不良で車速センサー系と表示したものである。 たった1っのTrの交換でC/Uの修理が出来た訳であるが、これも今までメカトロで、電子回路をまじめに勉強したおかげである。 メンバー各々に感謝したい。 修理したC/Uには、一抹の不安があるために今回は、中古品とした。 C/U Assy 38720-70B03 (\39.800) |
車 名 | 車 種 | 型 式 | 車 体 番 号 | エンジン型式 | 年 式 | 走 行 距 離 |
ニッサン | スカイライン | E−HCR32 | HCR32−258546 | RB20DET | 91.11 | *******Km |
メーター内のハイキャスランプ点灯 エンジンを掛けるとメーター内のランプが点灯したままとなっている為に、まずパワーステアリング廻りから点検をしてみる。 パワーステOILの量点検。 パワーステのEPSソレノイドの点検。 下回りオイル漏れの 点検。 パワーステアリング廻りに異常がない為、エンジンコントロールユニットで自己診断をしてみた。 しかし自己診断のランプが点灯しない。 次にハイキャスコントロールユニットを点検してみた。 すると、C/Uの中でボルト が外れて基盤と接触してショートしていた。 トラブルの原因は、コントロールユニット内でのショートであった。 この為にヒューズが切れていたのである。 簡単なところから点検していったため、原因を発見するまでにかなりの時間が掛かったが、原因が分かれば修理は簡単な作業である。 今後、トラブルシュートの手順を考える必要がある。 交換部品 ヒューズ1本 ユーザーが交換したためにアンペア数は不明 |
車 名 | 車 種 | 型 式 | 車 体 番 号 | エンジン型式 | 年 式 | 走 行 距 離 |
スズキ | セルボ | E−CN21S | CN21S−821608 | F6A | 91.3 | 25.000Km |
雨天時にIGスイッチ OFFの時のモーター作動音 雨天時のトラブルなので、IG s/w をOFFにしてエンジンルームに水を掛けてみることにした。 すると、ラジエターのクーリングファンがゆっくりと回りだした。 IG s/w OFFなのにファンが回ると言うことで、まず電源系統の点検から始めた。 次に、リレーを点検しようとすると、なんと上下逆さまにリレーが取り付けられている。 ラジエターファンリレーが逆さまになっていたために、防水用カバーの中に水が溜まりリレーが ショ-ト状態になっていた事からのトラブルであった。 勿論リレーの交換でこのトラブルも一件落着した。 板金修理の跡が有ることから多分板金修理時の取り付け作業ミスであろう。 自分の修理作業は、この様なミスが無いようにと再度心を引き締めた。 交換部品 ラジエターファンリレー |
車 名 | 車 種 | 型 式 | 車 体 番 号 | エンジン型式 | 年 式 | 走 行 距 離 |
ホンダ | ストリート | E−HH3 | HH3-******** | E07A | 91. | 100.000km |
エンジンオーバーヒート及びサブタンクからのオーバーフロー エンジンがヒート気味で、エンジンを停止するとその後から、サブタンクの水がオーバーフローすると言うことで入庫してきた。 まず、冷却水を点検すると錆がかなり発生している。 このため冷却水を抜き替えてみるとドロドロの状態である。 再度交換してみるがやはり同じ状態のようである。 その後、サーモスタットの交換をしてみたが変化がないために、W/Pの脱着。 するとインペラが変形し、腐った状態である。 W/P交換後は、ヒートは無くなったがまだ水がオーバーフローする。 結局、ヒーターラジエターの詰まりでオバーフローは止まった。 エンジンのヒート気味のトラブルは、ウォーターポンプ(W/P)と想定できるが、ヒーターコアの詰まりから水の巡回が悪かったという複合したトラブルであった。 W/Pのインペラの腐食というトラブルは結構あるがほとんどがラジエタークーラントの防錆効果の極端な低下からである。 ラジエタークーラントは定期的に、そして濃度も考えて交換するべきである。 交換部品 サーモスタット及びリングキット .ウオーターポンプインナーキット .ヒーターコアAssy |