KUREメカトロクラブ |
テスターのページ |
このページはクラブの実習で作成したテスターとか、個人で作成したテスターとか、KUREメカトロクラブとして購入したテスターとか、自動車整備の現場で必要とされるテスター等の紹介と解説をします。 クラブあるいは個人レベルで制作した物については、簡単な回路図及び、実装図はありますが現在の所掲載は予定していません。 ある程度このホームページをご覧になった方からの要望が伝言板、あるいはMailにて寄せられた場合には、掲載する予定です。 是非興味がある方は、申し込みをお願い致します。 WebMaster@Mantoku.com |
EAT・Monitor
PULSMODULATER このテスターは、1996年に制作したイグナイターテスターで、火花が飛ばせない車種に対応させるために、電圧と時間をボリュームで変化させることが出来るように改良した物です。 一番上のつまみが、Programで、4通りの周波数帯を選択できるようになっています。 中央左側のつまみが、Dutyで、矩形波のON/OFFの割合を任意に決める為の物です。 その右隣がVoltageで、電圧を任意に変化させることが出来ます。 一番下が、Frequencyで周波数の時間を変えることが出来ます。 写真右上の赤黒の配線が電源となり、下側黄色と緑が、それぞれPulseの+−です。 各クラブ員の何名かは、何度と無く実際のトラブルシュートに応用して現場で役に立った代物です。 トランジスターイグナイターの駆動電圧が、1.5V以上の場合には、このテスターを使用しています。 |
イグナイター&瞬断テスター イグナイターチェッカーとして、一番始めに制作した物です。 また別に、瞬断テスト機能も一緒にして一つの箱の中にまとめたものです。 基本部分は、IC555を利用したバイブレーターで、テューティ50%の周波数を出力しています。 残念ながら、出力電圧が1.5Vと低いために、一部のイグナイターにしか対応できず上部のPULSMODULATERを後から制作した次第です。 瞬断機能には、定番のコンパレーターTL082を使用して、電圧が一瞬でも落ちるとブザーが鳴る仕組みになっています。 このブザーが、中央左部分に設けられています。 下側の赤と黒の配線が電源用で、テスター棒の赤と黒が出力側です。 テストする側の電源の+−で、それぞれのコネクターに差し込んで使用します。 電子制御燃料噴射の第1世代、第2世代では電源側のトラブルも多かったように思います。 この時代の車両には、結構役に立ったと思われます。 下側右の白いつまみが、ON/OFFスイッチで、下側中央の黄色いつまみでバイブレーターの周波数を可変させます。 下側左の白いつまみは、瞬断用のリセットスイッチです。 それぞれの上部のLEDは、黄色がバイブレーターの周波数に応じて点滅し、左側の赤いLEDは、電源瞬断時にブザーと共に点灯します。 |
ICレギュレターテスター 自動車の電力発生源オルタネーターにも随分前からICが取り入れられています。 このオルタネーターのICレギュレター調整電圧を点検するためのテスターです。 このICレギュレターテスターは、いろんな雑誌に、基本回路が紹介されています。 自動車用電源は、12V.24Vと2種類有りますが、どちらも点検できるように作ったのが左のテスターです。 ケース中央部の右側スイッチがON/OFFスイッチで、左側のスイッチが12V.24Vを切り替えるためのスイッチです。 下側中央部の黒いつまみが、可変電圧調整用のつまみです。 その上側のLEDが調整電圧を表示するために点灯します。 ケース右横に赤と黒のコネクターがありますが、ここにサーキットテスター(電圧計)を接続して調整電圧を読みとるようにしています。 ケース内に直接電圧計を着ければよいのですが、私達自動車整備士にはサーキットテスターは、切っても切れない仲です。 勿論電圧計も24Vになると結構値段もしますし、このテスターに使用する場合には、最低30Vの電圧計が必要です。 と言うのは、12V車で調整電圧は、約14Vです。 と言う事は、24V車の場合は調整電圧が約28Vとなるのです。 こう言ったことから電圧計はサーキットテスターをつなぐ事にしたのです。このテスターの心臓部の可変電圧用にはLM371の3端子レギュレターを使用しています。 |
NOISETESTER 写真上部にあるセンサーA.B.C.3っは、磁石に衝撃センサーを取り付けた物で、トラブル車両任意の各部3カ所に取り付けて、テスター前部にあるチャンネル切り替えスイッチにより、異音の発生源を絞り込むという具合のテスターです。 簡単な話をすると、エンジンかミッションかデフか、どこから異音が出ているか解りかねる場合、それぞれの部分にセンサーを取り付けて、チャンネルを切り替えることにより音の発生源を特定するという物です。 テスター上部に、多数穴をあけている所にスピーカーを設けているので、我々はテスターのチャンネルを異音発生時に素早く切り替える事によりA.B.C.それぞれのセンサーからでる異音の音の大きさを判断することで発生場所の特定、或いは絞り込みが出来ると言うわけです。 写真には写っていませんが、テスター前部にON/OFFスイッチと、チャンネル切り替えスイッチ、及び音量ボリュームが設定してあります。 電源は赤く見える長めのワイヤハーネスにシガーライタープラグを取り付けていて、車両側からの電源を利用するようにしています。 最近のトラブルシュートで利用された結果には、トヨタCR系のロアーボールのギィーギィー音、或いはFF車の高トルク車によくある、ドライブシャフトのハブの取り付け部から出るカキィーン(コツン)音とか結構色々な事例もこのテスターのおかげでクラブ員も助かったとの報告があります。 このテスターの著作権(正式な登録はしていません)は、名古屋のハイテクオート松下靖氏の所有の物です。 私達クラブの為に部品供給から基盤制作まで大変お世話になりました。 以下に関連テスターの紹介もあります。 感謝の意を込めてハイテクオートのURLを掲載します。 http://www.japan-net.ne.jp/~hi-tech/ |