AT−MONITOR データー変更部分の違い ATCHEKER.AT3 |
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DIP S/W の内容
00000300 : TOYOTA 電子制御4速 (アイシンワーナー製) A42DE系 A140E系 A240E系 A340E系 00000310 : TOYOTA 電子制御5速 (アイシンワーナー製) A350E系 00000320 : HONDA 電子制御4速 (HONDA内製) PX4B 00000330 : NISSAN 電子制御4速 (JATCO及び内製) RE4R01A 00000340 : DAIHATU電子制御3速 (アイシンワーナー製) A3G(A.B.C) 00000350 : MAZDA 電子制御4速 (MAZDA内製) F4A-EL.G4A-EL 00000360 : NISSAN 電子制御5速 (JATCO製) RE5R01A.(MAZDA N4A-EL) 00000370 : SUZUKI 電子制御3速 (AISIN製) EH(1.2.3) 00000380 : MITUBISHI 電子制御4速 (MITUBISHI内製) F4A22 (Clutch to Clutch) 00000390 : MITUBISHI 電子制御5速 (MITUBISHI内製) F5A22 (Clutch to Clutch)
DIP S/W と ソレノイドバルブの関係 DIP S/W No 0 A42DE
DIP S/W No 1 A350E
DIP S/W No 2 PX4B
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DIP S/W No 4 A3G(A.B.C)
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L・R=ロー&リバースブレーキソレノイド 2nd=セカンドブレーキソレノイド OD=オーバードライブソレノイド DIR=ダイレクトクラッチソレノイド
DIP S/W No 9 F5A22
L・R=ロー&リバースブレーキソレノイド 2nd=セカンドブレーキソレノイド OD=オーバードライブソレノイド DIR=ダイレクトクラッチソレノイド ソレノイド A 及び ソレノイド 1 と有るのは同等の為どちらに置き換えても同じです。 例えば、DIP S/Wの No 0 の場合、ソレノイドNo 1と 2になっていますが、他の組み合わせの A ・ B の場合も同じことです。 名称の使用の方法をメーカーの名称通りにしてあるだけのことです。 A=1 B=2 と考えて下さい。 さて、No 0 を使用する場合、1及び2のソレノイドバルブの組み合わせしか書いてありませんが、これは車種によりロックアップの変速段がまちまちであることから記していません。 この為に、MONITORのS1.S2 の表示しかしてありませんが、S3のテストプローブもATのコンピューターコネクターにセットして下さい。 ロックアップのデーターは、1速から最終段まで全部のデーターを入れてありますが、実車にある機能のロックアップ域のみ表示されます。 AT-MONITORは、それぞれのソレノイドバルブの通電状態に応じて点灯しますが、一部デューテイ制御をしているものに関しては、点灯状態が、パラパラして見にくいものもあります。 御了解をお願いいたします。 三菱のF4A22.F5A22等は、上記に該当する可能性が十分に考えられます。 と言うのも、Clutch to Clutch の場合は、油圧をソレノイドバルブがデューティ制御される事によりClutchの締結圧をコントロールしているためです。 と同時にS/W No 8・9 のソレノイドの組み合わせは、全部の組み合わせを利用していません。 6種類前後ソレノイドバルブの設定が有るためにMONITORのプローブの数に制約される為からです。 この理由から、このタイプのテストには細心の注意を払って下さい。 |
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プログラムについて ATCHEKER.AT4 00000000 : 04 10 00 93 00 00 00 93 00 00
00 00 00 00 00 00 : 0000000F |
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プログラム部分 00000000 04 10 00 93 00 00 00 93-00 00 00 00 00 00 00 00 ................ 00000010 15 BA 10 B9 00 F9 43 80-A3 39 B8 32 14 35 89 01 .コ.ケ....」9ク2.5.. 00000020 B8 32 14 35 19 EA 15 23-00 39 B8 64 14 35 08 D3 ク2.5...#.9クd.5.モ 00000030 FF E3 39 04 2E BC 0A BD-C6 ED 39 EC 37 E8 35 83 ..9..シ.スニ.9.7.5. 00000040 00 00 00 00 00 00 00 00-00 00 00 00 00 00 00 00 ................ 00000050 00 00 00 00 00 00 00 00-00 00 00 00 00 00 00 00 ................ 00000060 00 00 00 00 00 00 00 00-00 00 00 00 00 00 00 00 ................ 00000070 00 00 00 00 00 00 00 00-00 00 00 00 00 00 00 00 ................ 00000080 7E 0C B6 9E CC DA FA 4E-FE DE EE F8 72 BC F2 E2 ~.カ槊レ...゙..rシ.. 00000090 2D 4D 41 4E 54 4F 4B 55-4D 4F 54 4F 52 53 2D 20 -MANTOKUMOTORS-
ATCHEKER.AT4 データー部分 00000300 CC 0C 9E B6 CD 0D 9F B7-F2 F2 F2 F2 F2 F2 F2 F2 フ.楔ヘ.濤........ 00000310 DA F2 B6 F2 F2 CC 0C 9E-DB F2 B7 F2 F2 CD 0D 9F レ....フ.槿....ヘ.淮 00000320 CC 9E 0C B6 CD 9F 0D B7-F2 F2 F2 F2 F2 F2 F2 F2 ..カヘ..キ........ 00000330 9E CC B6 0C 9F CD B7 0D-F2 F2 F2 F2 F2 F2 F2 F2 槊カ.渭キ......... 00000340 9E B6 F2 0C 9F B7 F2 0D-F2 F2 F2 F2 F2 F2 F2 F2 楔..濤.......... 00000350 F2 9E F2 F2 F2 CC 0C B6-F2 9F F2 F2 F2 CD 0D B7 .......カ.......キ 00000360 CC DA F2 F2 9E F2 B6 0C-CD DB F2 F2 9F F2 B7 0D フレ..橙カ.ヘロ..漑キ. 00000370 F2 9E B6 0C F2 9F B7 0D-F2 F2 F2 F2 F2 F2 F2 F2 ..カ...キ......... 00000380 F2 CC F2 9E F2 B6 0C F2-F2 CD F2 F2 F2 F2 F2 F2 .........ヘ...... 00000390 DA F2 CC 9E F2 B6 0C F2-DB F2 CD F2 F2 F2 F2 F2 レ..橙カ.......... 000003A0 00 00 00 00 00 00 00 00-00 00 00 00 00 00 00 00 ................ 000003B0 00 00 00 00 00 00 00 00-00 00 00 00 00 00 00 00 ................ 000003C0 00 00 00 00 00 00 00 00-00 00 00 00 00 00 00 00 ................ 000003D0 00 00 00 00 00 00 00 00-00 00 00 00 00 00 00 00 ................ 000003E0 00 00 00 00 00 00 00 00-00 00 00 00 00 00 00 00 ................ 000003F0 00 00 00 00 00 00 00 00-00 00 00 00 00 00 00 00 ................
以上がデーター部分です。 MONITORには、00000300〜00000390 までしかデーターは入っていませんが、実際には残り
000003A0〜000003FF までの6通りのデーターが入れる事ができます。 このNEC μPC8749 ワンチップマイコンは、窓付きのROMデーター消去タイプの為に、何度もデーターの書き換えが可能です。 必要の方は、データーの書き換えを申し出て下さい。 DIP S/W の一覧以外のパターンがあった時も同様です。 |
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セブンセグメントの表示方法 まず、DIP S/W の No 0 を参考に考えてみましょう。 ソレノイドNo 1 と ソレノイドNo 2 の組み合わせにより変速段が決められているのですから、そのバルブへの通電状態を知ることで変速段を知ることができます。 これを利用して、MONITORは作られているのです。 1速の時は、ソレノイドNo1がONしていてNo2はOFFしています。 この状態の時をセブンセグメントに 1 と表示させる様にすればいいのです。 下図のようにセブンセグメントは、7カ所の点灯位置を持っています。 |
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1を表示するためには、セグメントのNo2と3に電圧を印加するように仕組めばよいのです。 それでは、このMONITORのセグメントの表示を具体的に見てゆきましょう。 データーの表示には、それぞれがデーター化されています。
上記の表の状態は、B0のみがONしている状態です。 この状態は、2桁のセグメント表示器の右側にあたるロックアップ(L)を表示するためのデーターです。 それでは、今度は変速段を表示する右側を見てみましょう。
上記の表の状態は、B2.B3がONしている状態から1が表示されるはずです。 この1を表示させるためには、ROMのデーター部分にデーターとして格納しなければなりません。 2進数で入れる場合は、上記の通りに 00001100 と入れてやれば良い訳ですが、この2進数はパソコンではバイナリーデーターと呼び扱えません。 この為に、16進数に直してやらなければなりません。 16進数に直すと 0C となります。 B0からB7まで8桁の数字となっています。 これを4桁に区切ってやると 0000 1100 と言うデーターになりますが、最初の4桁が上位ビット、後の4桁が下位ビットとなります。 0000 は、0ですからこのままで0です。 下位のビットは、 1100 ですからこれを16進に直してやりましょう。
上記右半分の網掛けの部分が下位ビットでした。 1100 の左から 8.4.2.1 の掛け数となり、1×8 + 1×4 = 12 となり、16進では C となります。
上記が10進と16進の変換表の一部です。 10進の12は、16進では C になることが分かっていただけると思います。 それでは 1111 の様に全部 1 が立ったときはいくらになるでしょうか。 1×8+1×4+1×2+1×1=15 となり16進では F となります。 今までやって来た所までで、 1速の1のセグメントの表示データーは、 C(12)でした。 1速ロックアップの表示の場合を考えてみると、B0 がロックアップの表示でしたからB0に1が立つことにより1速ロックアップのデーターということになります。 C+1=D これが1速ロックアップのデーターですが、上位ビットを忘れてはいけません。 上位ビットは0ですから合わせると 0C と言うデーターが、 1L を表示するデーターとなるわけです。 ついでに 2 と言う数字を考えてみましょう。 7セグメントで2を点灯させるためには、B1.2.4.5.7のセグメントを通電すればよいわけです。
上記の 2 のデーター 1011 (上位ビット) を16進に直すと、1×8+1×2+1×1=B となり、0110 (下位ビット)は、4×1+2×1=6 から B6 と言う16進データーになるのです。 |
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これまでは、7セグメントの表示方法とデーターの作り方を考えてきましたが、次に作ったデーターをどのように格納するのかを考
上記の通り4ビットの組み合わせにしてみると0001となり、1番地に1速のデーターOCを入れてやればよいのです。 |
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2の表示は 1011 0110 で B6 です |
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3の表示は 1001 1110 で 9E です |
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4の表示は 1100 1100 で CC です |
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5の表示は 1101 1010 で DA です |